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ざぶざぶ海の道2013
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10年ほど前のこと。御所浦で東京の若者たちが、島の子どもたちと大人たちを巻き込んで、なにやら色々とやりはじめた。島のツアーガイドを子どもたちとやってみたり、伝馬舟をこいで島を旅したり。その当時の子どもたちは今はもう立派な大人になって、島を訪れた若者たちは子育てをする世代となった。私もその若者のひとりとして、初めて御所浦を訪れたのが、もうなんだかずっと前のようでもあるし、つい先日のようでもある。

今の子どもたちと、もう一度、伝馬舟で島を渡る。
その日の朝、スタート地点の桟橋に立って思い出したのは、9年前の伝馬舟の旅のときに、みんなでつくった「おかえり」という大きな旗。いつでも迎えてくれるこの島と島の方々に感謝しながら、新しい出会いに期待して、「ざぶざぶ海の道2013」がスタートした。

「旅の相棒、伝馬舟」

この旅の相棒となる伝馬舟は全部で5艘。
御年70歳の幸運丸、60歳の作太郎、若手45歳の三和丸、そして、まだまだピチピチ7歳のだんだん丸とプラウ丸。
それぞれ乗り心地がちがって面白い。

imgまたたびお手製の紙芝居で紹介される旅の相棒たち

img それぞれの「相棒」に乗る

「海へこぎ出る」

5艘の伝馬舟に乗って、出発!直後、思わぬ潮に流されて、みんな方々へ散りぢりになってしまったけど、だんだんと調子が出てきて、しっかり進みはじめた。

imgいざ、海へ

img水をしっかりつかんで進みはじめた

img伝馬舟の列が道をしめす

「船でしか行けない浜辺、芳の浦」

芳の浦に近づく。昔は人が住んでいたけれど、今は誰もいない場所だ。
静かな浜に到着するやいなや、みんなは海に飛び込んだ。暑さも和らいで、気持ちよさそう。
そして、お昼ご飯を自分たちの伝馬舟に乗って食べるのは、なんとも良い気分だ。

img伝馬舟の上、特等席での食事は格別だ

imgとりあえず、ひと泳ぎ
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「自分たちのえびす様づくり」

えびす様ってどんな神様?そんな問いからワークショップがはじまった。
昔は、網にひっかかっためずらしい石やらを神様に見立てて、大漁祈願をしたのがえびす様のはじまりだそうな。
いろいろなものが打ち寄せられている芳の浦で、自分が「いいなー」と思うものを探してきて、えびす様をつくる。きれいな石や貝殻を集めたり、巨大な浮きや流木を運んできたり。
それぞれ、興味をひくものはちがっている。

imgえびす様の顔ですか?

img鼻の電球がピカ!ってしそう

imgどうやって立てようか

img絶妙なバランスで@

img絶妙なバランスでA

img神殿のような空間に。ひょっとしてあなたが!?

img空を仰ぐ大きなえびす様の顔

imgみんなのえびす様、芳の浦にこのままにしておこう

できあがったみんなのえびす様たちは、そのままにして、芳の浦を後にした。
今頃、えびす様たちはどうしているだろう?

「次の目的地へ出発」

凪いだ海を伝馬舟で行くのはとても気持ちがいい。エンジンの音も無く静か。
時折、「ギー、コー」と櫓(ろ)と櫓杭(ろぐい)がこすれる音がするだけ。仲間の舟と並走しながら、話をしたり、競争をしたり。
楽しみ方はいっぱいある。通り雨がぱらぱら降って、気持ちよかった。

img海に浮かぶ舟の向こうに島々が見える

img並ぶと、負けられない!櫓こぎの競走がはじまる!

img1日目の最終目的地に無事に到着。これから「あこうの里」で今日の旅を振り返る。
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「一日の終わりに」

本日の目的地に無事に到着したみんな。長い距離をこいだ分、みんないい顔してた。
航海日誌に今日の航路を書き加えていくのも、なんだか誇らしげ。

おやつに長井サユミさんがつくってくれた「牧島だご」をいただいた。アコウの葉っぱに包まれた「牧島だご」、普通のあんこと白あんどちらにしようかな。

アコウの木が島で重要な役割を果たしていたことも教えてもらった。伝馬舟が活躍していた時代に、海岸線を守っていたのがアコウの木。
なんだかその時代にちょっと近づいた気分。

それからそれから、海の面白い知恵も教えてもらった。
海に入って寒くなったときには、お日さまで暖まった石にキスすると身体も暖まるんだって!やってみよう。

 

img海の道を確認。どこを通ったんだろう?

imgどっちのだごにしようかな

img長井サユミさんにアコウの木の話や昔の話を教えてもらう
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「二日目のはじまり」

img今日もたのむぞ!相棒たち

imgきれいに列をつくってスタート!

昨日一日で、すっかり仲間になった船員たち。息も合って、順調にこぎ出した。

「櫓をこぐ子ども」

伝馬舟のへさき(舟の先端)に座ってとも(舟の後ろ)の方を眺めると、櫓をこぐ子どもたちの凛々しい顔が目に飛び込んでくる。
全身を使って櫓をこぎながら、みんなはよく笑っている。表情は柔らかく、ほころんだり、緊張したり。
みんなの視線は海の先へと向けられて、交わることはない。
そのしっかりした眼差しに安心して、この海の道の行く先をみんなに任せてしまう。
最短距離のまっすぐではなく、ゆらりとゆられ、たゆたって、海の道をざぶざぶ進む。

img 伝馬舟を漕いでいるみんな。いい顔をしている。

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「船と共に海で遊ぶ」

離れ小島の弁天島に到着。待ってましたとばかりに、みんなで海に飛び込んだ。
伝馬舟にしがみついて引っ張られたり、這い上がっては、飛び込んでをくり返す。
伝馬舟と遊び、海を楽しむ。ただただ単純なことがこんなにも楽しい。素潜りで貝をとってきた人や、タコをつり上げた人もいた。
タコはその場で焼いて、お昼ご飯のおかずが増えたのだった。

img釣られたタコ「吸い付くぅぅ」

img泳ぎつかれたら伝馬舟の上で休憩

imgのぼれない!

imgとべっ!

imgプカプカ浮かぶ

img大漁

img焼かれてしまった


「小さな島の音を探す」

弁天島にまつられている弁天様は、音楽の神様でもある。この島にはどんな音楽があるのか、みんなで音を探しにいった。
息をひそめて、耳を澄ますと、とたんに色々な音が聞こえてきた。
本当は聞こえないかもしれない音だって、想像して、聞いてみる。波の寄せる音、カラスの声、遠くの船の音、トンビの声、セミの声、ヤドカリの足音、クモの巣が切れる音、石と貝殻がぶつかる音、風が通る音。集めた音を自分の声にしてみる。
みんなの声が1つずつ重なっていくと、島の音にも重なって、馴染んで、ゆっくり消えていった。

img弁天様の前で島の音について話した

img弁天島を歩いて音を探す

imgみんなで見つけた弁天島の音を奏でる

「ゴールは間近に!最後のひとこぎ」

ゴール間際、大浦ではイワシの群れに遭遇した。キラキラと光を反射しながら、伝馬舟の下を泳いでいく群れに、みんなで驚き、喜んだ。
群れからはぐれた1匹は、誰かの口の中に飛び込んだ。

imgはぐれたイワシ

「クラゲ弾」

後ろの船で何やら怪しいうごきが。手にはクラゲの入ったアカとり用のペットボトル。
クラゲ弾を仕込んでいる模様。その異変に気づき、こちらはスピードを上げて距離をとる。
しかし、ついに追いつかれ、クラゲ弾をくらってしまう!こちらも負けないぞ!
生き物で遊ぶのはちょっと不謹慎かもしれないけれど、クラゲを投げ合うなんて、とっても楽しい遊びだ。

img背後に忍び寄る一団

img受けて立とう

imgやめてー!きゃっ!きゃっ!

「みんなの物語」

ゴールの港に着いて、みんなでこの旅の思い出を絵に描いた。仲間の絵を見ていくうちに、たくさんの場面が思い出される。
絵を並べてみると、みんなのざぶざぶ海の道の物語がうかんでくる。
たった二日間のあっという間の旅だったけど、みんないろんなものを見て、感じられたんじゃないかな。

 

img何が一番楽しかった?

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img自分の絵をみんなに話す

img旅の記念の集合写真

最後は記念撮影をしておしまい。
みんな、いい表情してる!楽しかったね。
またいつか、いっしょに、ざぶざぶ海の道をこぎましょう!!

記事:北村 史 (またたび)

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ざぶざぶ海の道2013

日程:
2013年8月5日(月)・6日(火)

航路:
8月5日(月)長浦→芳の浦→あこうの里
8月6日(火)唐木崎→弁天島→大浦

参加者:
天草市内の小学校2年生〜中学校1年生
ならびに、帰省中の子ども

主催: 御所浦アイランドツーリズム推進協議会、御所浦伝馬舟愛好会
共催: またたび
助成: (財)日本離島センター

後援: 天草市教育委員会
協力: 御所浦.net、ビオアイランドネットワーク、御所浦ジオツーリズムガイドの会

 
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