御所浦ジオツーリズムガイドは、「御所浦ジオツーリズムガイドの会」所属のガイドです。現在、ジオツーリズムガイドの会には、46名の会員が在籍しています。 （2013年3月現在）

「御所浦ジオツーリズムガイドの会」は、御所浦が日本ジオパークに認定されたことから、2010年に組織された「天草御所浦ジオパークボランティアガイド」と 島民から有志を募り、2013年2月に設立されました。

「恐竜・化石の島」である御所浦のジオサイト（ジオパークの見どころ）を御所浦ジオツーリズムガイドと共に巡るコースは全部で４種類あり、それぞれ御所浦の魅力に触れられるものになっています。

１．化石発見！わくわくコース（白亜紀資料館と化石採集）
２．化石の島ぐるっとクルージングコース
３．アンモナイトサイクリングコース（アンモナイト館）
４．烏峠パノラマ眺望コース（烏峠）

※ガイドを希望される方は事前にお問合せください。
　御所浦白亜紀資料館　TEL 0969-67-2325 (9:00～17:00)
　御所浦アイランドツーリズム推進協議会　TEL 0969-67-1080

※ジオツーリズムガイドのリーフレットはこちら

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  御所浦ジオツーリズムガイドのロゴ。ガイドはこのロゴの入ったユニフォームを着ている。右下のマークは「プテロトリゴニア オガワイ」という二枚貝の化石を基にしたもの。

■島民がガイド！恐竜と化石の島を巡る！御所浦ジオツーリズムガイドの皆さんは普段、食料品店、旅館、漁業、土建業といった仕事に従事している方々。御所浦の化石や地質についての講座を受講し、ガイドの資格を取得しました。
当然、ひとりひとりのガイドは、 化石や地質の専門家ではありませんが、ひとりの島民としての視点で、分かりやすく案内してくれます。
ガイドと共に巡るコースがどういったものか、仮に基本コースの内容（白亜紀資料館見学と化石採集）を例に、御所浦弁の方言の見出しに沿ってご紹介したいと思います。

■「ガイドのおったほうがわかりなる」 （ガイドがいたほうが理解することができる）
白亜紀資料館見学では、御所浦の地質や、発掘された恐竜をはじめとした動植物の化石の展示をガイドが案内します。 地質や化石の専門家ではないからこそできる、分かりやすい解説と、島民の生活からの目線でガイドしてくれます。
例えば、「家の漬物石にも化石が入っている」といった展示からだけでは決して分からないことも教えてもらえます。

■「ガイドがおったほうが化石を見つけるどもん」（ガイドがいたほうが化石を見つけるでしょう）
御所浦の化石採集場では、たいていの石に化石が入っているのですが、はじめて化石採集をすると、どれが化石なのかわからなかったり、いい化石が入っている石を見分けることがなかなかできません。
ガイドが、化石の見わけ方やいい化石の入った石やその割り方などを教えてくれます。
また、アンモナイトなど貴重な化石が入っていても、初心者ではなかなか気づかないことが多いのですが、ガイドがついていれば、発見できる可能性がぐっと高くなります。

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  化石採集場で、割った石の断面に現れた化石を説明する。二枚貝の化石が見えている。

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  御所浦で採られた化石の解説。展示品の中には化石採集体験者からの寄贈品も。

  

  白亜紀資料館で恐竜の生態について話す。

■「地元のもんがおれば、心強くて迷わん」 （地元の人がいれば、心強くて迷わない）
そして、なによりも地元のことが分かっているので、お昼を食べれるところはどこかとか、帰りの船の時間までどこを見ていったら良いのかといったことを気軽に相談できるところが一番心強いところです。 御所浦ジオパークガイドの部会長は、御所浦ジオパークガイドのイメージをこう語っています。
「自分がよそに行ったとき、知り合いがいればその知り合いに案内を頼むが、その代わりになるよう」
「化石だけでなく、興味をもったものをいっしょにまわる」
「親戚や知り合いといった気持ちで、気軽にいろいろ聞いてほしい 」 御所浦の地質や化石や深く知るのにも、島の生活に触れることにも御所浦ジオパークガイドは、 「頼んで損はなかと思うばってん」（頼んで損はないと思います）。

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  クルージングコースで見られる「白亜紀の壁」

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  牧島コースでは西日本最大級のアンモナイトの化石を見ることができる。

■お申し込み・お問い合わせ 御所浦白亜紀資料館　TEL 0969-67-2325 (9:00～17:00)
休館日：年末年始（12/29〜1/3)
もしくは、
御所浦アイランドツーリズム推進協議会　TEL 0969-67-1080