| 2007年元旦の嵐口春日太鼓新春ライブと竹筒ローソクの話。
時計の針が子の刻(午前0時)を告げると同時に「ソーリャ」の掛け声がかかり、嵐口春日太鼓保存会の演奏がはじまった。
新年早々のイベントとして地区の皆さんにも好評を博している演奏は西暦2000年から続いている。
地区の有志は、同会の素晴らしい演奏に加えて、視覚的にも、これまでとは一味違う幻想的な雰囲気を演出しようと、年末から手作りのローソクを制作し、竹筒に入れられたそれに点火するこの時を待ちわびていた。
しかし・・・。
ローソクが悪かったのか、竹筒が悪かったのか定かではないが凪ぎ(なぎ = 波風が無い)にもかかわらず消灯するローソクが続出した。かろうじて光を放っていても竹筒の内側はローソクの炎から発せられる大量のススで辺りに劣らない漆黒と化した。ローソクの光が竹の内面に反射し、ほのかな光を放つという目論見は外れた。
「えらい暗かにゃ〜(とっても暗いなあ)」
という声が会場のあちこちから聞かれ始めた時、会場内の電柱に取り付けられた水銀灯が光を放った。
主催者はローソク単独での採光を断念したのだ。
幻想的な光は、未確認飛行物体の着陸を思わせるきらびやかな水銀灯の光に変わった。太鼓の小気味よいリズムは心を鼓舞する軍艦マーチを連想させ、会場は、あたかも遊技場の店内のような雰囲気に。
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