熊本県天草市の離島の町である御所浦は、大小18の島からできています。
島を造っている岩石は、地層と呼ばれ、大昔に海や川に運ばれた礫・砂・泥が幾重にも重なった後、時間をかけて固まったものです。
御所浦の地層は大きく分けてふたつ、白亜紀と呼ばれる恐竜の生きていた時代と、恐竜が絶滅した後の時代の地層があります。その両方の地層に、古代に生きた生物の死骸や生活の痕跡である化石が含まれているのです。
御所浦で化石がでることは、研究者に90年以上前から知られていました。
当初、“三角貝”とよばれる二枚貝が有名でしたが、研究が進み、御所浦の広い範囲に貝類やアンモナイトなどの化石が豊富に含まれることが分かりました。
そして、1997年(平成9年)に御所浦島南方の京泊とよばれる場所で最初の恐竜化石が発見されます。
この恐竜の発見により、御所浦は一躍有名になりました。